本日より株式投資の日誌をつけます

投資手法 ver1.00

投資スタンスー期間

数週間〜数か月

投資スタンスー分析スタイル

ファンダメンタル分析を銘柄選択に用い、テクニカル分析をポジション取り・放しに用いる。

ファンダメンタル分析に比重を置き、ポジション中にファンダメンタル分析結果とテクニカル分析結果に齟齬が生じた場合は、ファンダメンタル分析結果を採用する。

全体の流れ

  1. 銘柄選択←ファンダメンタル分析
  2. ポジション取り←テクニカル分析
  3. ポジション放し←テクニカル分析

銘柄選択の手法

スクリーニング

以下の条件によりスクリーニングを行う。

  • ⦅優良性⦆過去5年中3年以上においてROAROEが15%以上
  • ⦅割安性⦆PERが20以下

カネ(財務・資産)の確認

以下の指標をもとに財務安全性・収益性・成長性定量的に測る。

◆解説◆
⦅収益性1⦆

  • ROAより経常的な収益能力を見る
  • その原因として、売上高経常利益率より事業全体の収益性/売上高営業利益率より本業の収益性/総資産回転率よりそれら収益性の持つ事業の効率性を見る

⦅収益性2⦆

  • ROEより株主資本の有効活用度を見る
  • その原因として、売上高純利益率より収益性/総資産回転率より事業の効率性/財務レバレッジより他人資本活用により負ったリスクの高さを見る

⦅成長性⦆

  • 純利益前年比率より成長性を見る
  • その原因として、売上高前年比率よりシェアの伸び率/営業利益前年比率より本業利益の伸び率/経常利益前年比率より本業以外の経常的な事業利益の伸び率を見る
  • また、それぞれの利益の増減要因が収益-費用のいずれにあるのかを⦅成長性2⦆の各対応する収益-費用より特定する

モノ(商品)の確認

企業の取り扱う商品(製品・サービス含む)について、決算資料や一般公開情報などをもとに、商品の置かれる状況を定性的に整理する。

  • 業界
  • 事業概要
  • シェア順位
  • 主な同業他社
  • 取扱商品/使い道
  • 商品(事業)別売上割合
  • 販売先市場(国/企業)
  • 販売商品のもつ独占性と持続可能性
  • 市場の現状と見通し
  • 企業の現状と見通し

ヒト(経営者・労働者)の確認

カネやモノという資産を動かして収益へ変える経営者およびその手足のなる労働者の能力を、各種資料から定性的に測る。
⦅経営者⦆

  • リーダーシップ
  • 理念提示力
  • イノベート(変革)力

⦅労働者⦆

  • 基礎能力
  • 研修体制
  • 労働意識

◆参考ー資料となりうるもの◆
⦅経営者⦆

  • 経営者就任後の業績(ROA・前経営者からの業績変化) *市場動向による部分を除く→全般
  • 経歴→全般
  • 平均勤続年数 →リーダーシップ
  • 企業理念や企業戦略(企業の存在目的・今後の成長戦略・そのための行動規範・根幹となる信条が労働者へ伝えられているか)→理念提示力
  • 研究開発費・広告宣伝費・従業員数の売上高比率→イノベート力
  • 役員平均年齢→イノベート力

⦅労働者⦆

  • 就活・転職サイトの情報(職場環境・労働意識・平均学歴・年収・研修制度)

参考資料:隠れたカリスマ経営者を見つけ出す

現状の概要

カネ・モノ・ヒトの経営3資源から判断し、企業が現状において持つ経営安全性・収益性・成長性について簡易にまとめる。

経営計画の妥当性・実現性の分析

中長期計画資料と市場動向をもとに経営計画の妥当性を測り、企業の現状能力と比較してその実現性を測る。

将来性の概要

上記分析をもとに、5年後の企業がどの程度の資産規模にあり、どの程度の純利益を上げる可能性が高いかを測る。

ポジションメイク戦略

投資スタンスー張り方

  • 銘柄選択によりファンダメンタル的優良性と割安性が確認された銘柄にしかポジションを取らない(≒株価騰落リスクを軽減し、損切ラインを引き下げる)
  • 現物買いのみ順張り(トレンドフォロー)型の投資スタイルとし、上昇トレンド形成を確認してポジションを取る
  • 目ぼしい銘柄について、事前にポジションメイク戦略を設定しておく

ポジションメイク戦略の設定手法

相場の方向性を測る

単純移動平均
週足・日足の両足において、以下を参考に上昇トレンドであることを確認する

◆トレンドライン
週足・日足の両足において、上昇トレンドであることを確認する

相場の勢いを測る

ストキャスティクス
週足・日足の両足において、以下を参考に上昇トレンドに勢いが残っていることを確認する

◆RSI
週足・日足の両足において、以下を参考に上昇トレンドに勢いが残っていることを確認する

  • 50%以上

MACD
週足・日足の両足において、以下を参考に上昇トレンドに勢いが残っていることを確認する

  • ゼロラインより上

移動平均乖離率
日足において、短期単純移動平均線から大きく乖離した状況にないかを確認する
*大きく乖離した状況で抵抗線にぶつかるとパワー不足により反転急落する可能性がある

出来高
週足・日足の両足において、上昇トレンド形成時に相応の出来高を伴っていたことを確認する

◆パターン
上昇トレンド形成時のパターンの有無や種類により、トレンド継続の信頼度を確認する

支持線(抵抗線)の確認→利益確定価格の設定

以下を参考に支持線(抵抗線)となりうる価格帯とその強度を特定する。

  • 直近高値(安値) *付近で形成された出来高で強度特定
  • 節目 *区切りの良さで強度特定
  • 適正PERにより算出される価格 *PEPの区切りの良さで強度特定
  • 単純移動平均線 *対象期間と過去の接触回数で強度特定
  • ボリンジャーバンド *標準偏差で強度特定
  • フィボナッチ *フィボナッチ数の大きさで強度特定

市場動向

以下を参考に、企業利益に関わる市場動向について悪材料がないか検討する

  • 取引国の為替
  • 日経平均
  • NYダウ
  • 決算時期
  • 各種統計・経済指標
  • 政治情勢
  • 国際情勢

ポジションアウト戦略

利益確定価格

以下のいずれかの条件を満たすまでポジションを持ち越す

  • 強い抵抗線のある価格(利益確定価格)に達する
  • テクニカル分析により上昇トレンドの終焉が把握される
  • 上昇トレンド継続に確信が持てないような事象が近く発生することがわかる

損切価格

以下のすべての条件を満たすまでポジションを持ち越す

  • 損益率-3%となるラインを参考にあらかじめ決めた価格(損切価格)に達する
  • 直近2週間以内に上昇トレンド転換の要因となりうるファンダメンタル的事象がない