本日より株式投資の日誌をつけます

【疑問】上目線にあると思うのに、小さい出来高でジリ下げする…

疑問

ラスト3日間に注目したい。

大きい出来高を伴って抵抗線を上抜けした後、低い出来高でジリジリと下げてきている。

なお、2日目はそこそこの出来高が見られるが日中足で見ると、寄りの上昇時に大きく商いを集めて、その後ジリジリと下げる時には商いが少ない。

こんな時、上昇トレンドの勢いがなくなったと見て売りに出すべきか?

考え方

持ち越し派① 逆ウォッチ曲線

中長期における上昇トレンドは、短期のトレンドに分けると以下の通り進むことが多いとされる株価サイクル

これにより小さい出来高による株価の下降は、上昇トレンドの押し目形成であることが示される。

出来高 株価
1 漸増 変化なし
2 急増 上昇開始
3 上昇継続
4 減少 上昇勢い減速
5 減少 下降開始
6 下降継続
7 漸増 下降勢い減速

持ち越し派② 閑散に売りなし

出来高が小さく株価が減少する相場を閑散相場という。

出来高が小さく商いが成立しない中で強気の買いポジション持ちが多く、株価がジリ下げすることで現れる相場である。

株価がジリ下がりするのは、株価上昇を諦めてポジションを放す投資家がいることと、それにより更に株価が下がることによる。

しかし、あくまでもそういった投資家は少数であることを出来高の小ささが表している。

このことから、「閑散相場はあくまで上目線であり、再上昇を待つことが得策といえる」ことを伝える格言である。

持ち越し派③ 株価の信頼性

株価ジリ下げの前に出来高を伴った抵抗線突破があるのであれば、それは「株価はこの抵抗線より上」とするサインである。

よって、ここで突破した抵抗線は信頼度の高い支持線へと変わる。

出来高の小さいジリ下げ程度では決して突破される支持線ではない。

回答:持ち越し

上目線と判断する根拠に、直近に「出来高を伴った株価上昇(更には抵抗線突破)」があるのであれば、小さい出来高でのジリ下げは上昇トレンドの押し目に過ぎない可能性が高い。